ホスピタリティマナーと介護

保育現場に求められる接遇とマナー

「保育士になったら最初に読む本」を基に学びます。

保育の仕事は対人援助の専門職です。知識や技術だけでなく、社会人としてふさわしい接遇やマナーを身に付けることが重要です。保育現場で求められる接遇とマナーをワークやロールプレイを交えながら解り易く伝えます。接遇マナーの重要性、表情、態度、身だしなみ、挨拶、言葉づかい、電話応対等。

ご希望の時間や内容を選んで研修を組むこともできます。

新入職員研修に最適な講座です。   

オンライン講座も実施しています。 

研修内容

1.保育現場の接遇マナーの重要性

保育の仕事は対人援助の専門職です。知識や技術だけでなく、社会人としてふさわしいマナーやコミュニケーション能力、ホスピタリティマインドが求めれれています。保育現場での接遇マナーの重要性を学びます。接遇マナーとは、あなたの相手を思う気持ち(接遇)を目に見える形(マナー)にして相手に伝えるスキルです。 

2.表情

表情はその人の第一印象を決めます。表情のポイントは笑顔とアイコンタクトです。好感度の高い笑顔の作り方、マスクを着用した時のポイントなど、園児や保護者と信頼関係を築くための笑顔やアイコンタクトの重要性を学びます。 

3.態度

態度とは、立ち振る舞いのことです。あなたの姿勢や行動はいつも相手から見られています。好感度の高い態度のポイントである、立った姿勢、座った姿勢、物の渡し方等を学びます。 

4.身だしなみ

保育現場では保育を担当する保育士のイメージが、そのサービスや保育園のイメージに繋がります。保育士として求められる身だしなみの基本を学びます。

5.あいさつ 

心のこもった挨拶は好感度の高い第一印象を与えます。挨拶は、一日のスタートでもあり、コミュニケーションの第一歩です。好感度の高い挨拶のポイントを学びます。

6.言葉づかい

美しい言葉は、あなたの好感度を上げる大切な要素です。言葉づかいはあなたのイメージを左右します。保育現場での言葉づかいのポイントや保護者とのほどよい心理的距離のとりかた、敬語の使い方、やさしい言葉の伝え方などを学びます。 

保育士が身に付けたい「言葉づかいと電話応対」

研修内容

1.社会人の三種の神器

社会人の三種の神器とは、①仕事の専門知識と技能、②コミュニケーション能力、③接遇マナーです社会人として働く上で「接遇マナー」は欠かせません。接遇マナーで一番難しい「言葉づかい」と「電話応対」をしっかり学びます。 

2.言葉づかいは心づかい

言葉によって、相手をいたわったり、傷つけてしまいます。一度口に出した言葉は元には戻りません。園児や保護者を不快にさせない言葉づかいを学びます。 

3.好感をもたれる話し方

好感をもたれる話し方の3つのルール、①相手に聞き取り易い声で話す、②語尾をハッキリ言う、③ボソボソした話し方は嫌われる。相手を不快にさせない言葉を選ぶ方法を学びます。 

4.敬語の仕組みと使い方

敬語とは、相手に対する敬いやへりくだりの気持ちをメッセージとして伝えます。敬語を相手の立場や年齢、相手との関係を考慮して使いわける方法を学びます。丁寧語、尊敬語、謙譲語の違いと尊敬語と謙譲語の作り方、やさしい言葉を使った声掛けの方法等を学びます。

5.電話応対

電話はもう一つの事業所の顔です。相手に好感をもたれる電話応対のポイントを学びます。電話の特性、電話で嫌われる3大要素等を学びます。

6.電話をかける

相手に好感をもたれる電話のかけ方を学びます。電話をかける時にありがちな間違いについてもお伝えます。

7.電話を受ける

相手が安心する電話の受け方を学びます。電話を受ける時にありがちな間違いについてもお伝えします。

8.電話の取次ぎ

スムーズな電話の取次ぎ方法を学びます。電話を取り次ぐ時にありがちな間違いについてもお伝えします。

9.演習問題

保育現場でありがちな場面を想定して演習問題を行います。ロールプレイを実施することで、学んだ知識が身につきます。参加者の方の実践力に繋がります。 

参加者の声

・今回の研修では、日頃行っている自分自身の所作について改めて振り返りをするよい機会となった。どの場面においても思いやりを持って行動することが重要で、そこが自然に行えるようになれば恥ずかしくない対応ができるのではないかと思う。今回学んだことを外部の方はもちろん、子どもに対して、また職員間でも発揮できるようにしていきたい。 

・研修の中で「ほどよい心理的距離」という言葉が出てきたが、これは簡単なようで実は難しいと思っており、今回の研修で日頃から人との距離感を探っていく中で心に留めておかなければならない事項であると思うので、常に自制心を持ってまた場面場面で客観的な視点を忘れないよう、細心の注意が必要であると感じた。 

・笑顔・表情については日頃から気をつけているところではあるが、言葉遣いについて、スタート地点の言葉遣いがその後のやり取りの言葉に影響を及ぼしていく、という話がとても興味深かった。そこまで深く考えて言葉を発していなかったことを反省し、これからは自分の言葉が与える影響を念頭に入れて子ども、保護者、職員と接していきたいと思う。 

・子どもを相手にすることの方が多いので、子どもに対して敬語を使用することはなかったのですが、敬語で話しかけると表現が柔らかくなることを感じました。敬語でないにしても、尊敬と親しみを持って話しかけることで、いつもより柔らかくて温かい印象を与えることができると思うので、マスクをしていても分かるような表情で優しく話しかけることを心がけたいと思います。 

・言葉遣い、挨拶、気持ちがどれだけこもっているかで同じ言い方でも、全く違うものになる。仕事だからやっているという思いでいると、それがそのまま態度や言葉の端々に出てしまうと思う。「目は口程に物を言う」「目は心の窓」ということわざは本当にその通りだと改めて思った。 

・接遇とマナーは相手を思う気持ちを目に見える形で相手に伝えることであると研修でお聞きして、忙しい中では簡略化してしまいがちになる部分もあるが、改めて一緒に働く職員としてだけでなく、子どもに対しても心配りをしなければならない部分だなと考え直すきっかけとなった。 

・基本的なマナーを振り返るよい機会でした。気持ちの良いコミュニケーションをするためには相手への心遣いが大切だと再確認できました。対大人でも子どもでも相手を思い接することでよい関係性を築くことができ、良い関係性を深めていくことができると思いました。 

・洋服やごはんを渡すときに、つい大人の目線から渡してしまっているなと改めて気づくことができました。研修後に物を渡すときの目線を意識して保育をしたところ、渡した後の子どもたちの喜ぶ表情や、これからいたずらするなという表情をよく見ることができ、子どもとの心の距離が縮まったと感じました。言葉遣いも保育士の言葉を真似る子どももいるので気をつけなければいけないと思いました。 

・言葉や動作がひとつ違うだけで相手の受け取り方が変わるということが実際のロールプレイをしてみてわかった。挨拶は自分から先にする。子どもと話すときは今よりも視線を下げてみる。 

・親しみを込めたつもりの言葉でも相手が不快に感じたり、遠慮や礼儀がないと感じればそれはなれなれしさとなり、ほどよい心理的距離を心がけるとともに、丁寧で優しい言葉遣いにするよう心掛けていきたいと感じました。 

・自分の気持ちの持ち方によって自分の使う言葉づかいが変わることに気づいた。自分が発する言葉が変われば、自分の態度も変わってくる。それによって相手の態度も変わるような気がした。そのような雰囲気の中で、良いコミュニケーションがとれるようになり、自分たちが働きやすい職場環境にすることができると思う。結果としてそれが大切な子どもたちに安心感を与えることになることを学んだ。 

・今回学んだことを仕事に活かすとき、もっとも重要なのは職員間の会話や毎日の接し方を意識していくことだと思いました。職員同士が相手への思いやりや敬意を持って接することで、自然と子ども、保護者への態度もよいものになっていくのだと思います。まずは私自身、そのことをしっかり頭において意識しながら日々過ごしていきたいです。とても勉強になる研修に出させていただきありがとうございました。

 

HOTシステム株式会社 

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